pappoのブログ

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18坪の土地に建った平屋

小学生低学年の頃、18坪の土地に建った平屋に住んでいた。

今となっては家と言える代物ではない。

朝日が壁の節穴から入ってくる。ほこりが舞っているのがよく見える。

つまり、板1枚なのだ。犬小屋並み、いや、今の犬は人間の家に住んでいる。

お勝手の流しはもちろんステンレスではない。石の流しだ。

ある冬に雪が降った。朝起きてみると頭に雪が積もっていた。

屋根と立て板(壁)の隙間から雪が吹き込んでいた。

寒かった。ジャンバーを着てこたつに足を入れる。

まだ身体が小さかったから、全身こたつに入り暖を取りながら妹と遊んだ。

夜布団で寝るときには作法がある。

布団を肩までかぶって自分の息で布団の中を暖める。

反対側を向いて同様に布団の中を暖める。漸く布団が温まって寝ることが出来る。

子供は工夫の天才だ。